在宅勤務を開始してから2営業週が過ぎた。既に閉塞感が高まっており、この生活があと3週間以上も続くと思うと更に暗い気持ちになる。このままこの思いを抱え続けると早い段階でダメになりそうなので文字にして吐きだしてしまうことにした。ずっと暗い話をするし何も解決しないので影響されやすい人は読まない方が良いと思う。一応つけくわえておくと、本人はこの文面から想像できるよりは遥かに元気なので読んでも心配なきよう。
仕事の話
これまで在宅勤務をしたことがほぼなかったので、全く何も考えられていない環境下での勤務を継続することがこんなにも困難だとは思わなかった。もとより駅から近く会社まで電車ほぼ一本で行くことができて最低限寝られるだけの家を選んでいるので、自宅で何かの作業をすることを想定していない。机はないし椅子もない。当然サブディスプレイもない。まあインターネットが速いのだけは救いだと思う。初週はテレビをサブディスプレイにして無印の体にフィットするソファで仕事をしたが、初日から腰がダメになり輝度を下げたテレビを見続けるのもつらく、もはや仕事どころではない状態になった。
机も椅子もないがなぜか食器棚の上にDJ卓はあるので、2週目からはこのスペースを作業スペースにすることにした。会社から私物のキーボード、パームレストと会社のトラックボールマウスだけ回収してきたのでそれを設置し、PCはもともとMacBook Proを置いていたスタンドに設置した。サブディスプレイはない。以前購入したモバイルディスプレイを設置してみたは良いが、画がバキバキになってしまい長時間見続けるのが困難だった。コントラストを上げると何故か輝度も上がる謎仕様で、そもそもPCのモニタの位置と大分違う場所に置くことになってしまうので視線をいったりきたりさせる必要があって面倒になってしまった。床はカーペットの幅が微妙に足りなく、フローリングとカーペットの境目に足を置くことになってしまいどうにも痛いので、ダイソーでヨガマットを購入して敷くことにした。かくしてなんとか業務を継続できる状態にはなった。業務自体は若干効率が落ちているように感じるが単に環境に慣れていないだけなので、これに慣れれば以前と同様の状態までは持っていくことができるはず。
しんどい理由として一番大きいのは常時在宅勤務になるのを自分が覚悟していなかったということだろうと思う。元々会社の姿勢として基本的に在宅勤務はやらない(絶対にできないわけではなく、理由があって在宅勤務している人はいる)というのがあり、自分もそれにならって基本は出社できるということを前提に置いていたのが良くなかった。だからなんの環境も整備していないし気持ちの準備もできていない状態でいまの環境に放り込まれて困惑しているというのが大きいと思う。まあ自分が悪かったといえばそれまでなのだけれど。なお各メンバーが離れ離れで作業することについては突然バラバラになったわけではなく、もともと京都と東京で拠点が離れておりGoogle Meetを活用して仕事をしていたので影響はそんなに大きくないと思っている。
ところで実家で仕事すれば良いだろうという声もあろうが、それはそれで別に気にすることが増えるので、見立てではどちらで仕事をしても同じような気持ちになると思う。
体調の話
以前から飲んでいる血圧を下げる薬については6月一杯くらいまでは残されているのでまあ当面は大丈夫そう。眼科も小康状態なので予約をズラせば6月一杯くらいまでは大丈夫であろう。薬は毎回2ヶ月分くらい出してもらっていて、前回微妙にストックがある状態だったのでタイミングが良かった。
あとは頭が重いことが多い。気圧なのか換気が不足しているからなのか、はたまた何かが足りていないのか。外に出るのが週に1,2回程度夕方だけになったのが何か関係しているのだろうか。個人的には換気が不十分の線を疑っているのだけれど、長時間換気しても治らないことがある。あと関連しているのか、眠気がすごい。この土日は多分10時間ちょっとしか起きていないと思う。ひとまず次の1週間はリマインダかなんかを入れてもうすこし換気の頻度を上げてみようと思う。
インターネットの話
全てがつらい。怒っているひとがあまりに多すぎる。特にTwitter。糸井重里が同じようなことを書いていて、それにリプライでめちゃくちゃ怒ってる人を見かけたときは本当に疲弊してしまった。そういうのを見たくないのじゃが…しかし断つと世の中との関わりが90%くらい失われるので踏ん切りがつかない。普段は絶対に怒ったりしなそうな10人くらいを登録したリストを眺めているのだけれど、導線が遠いこともあってどうしてもホームTLが目に入る。ひとつひとつミュートしていくのも手間だしリスト以外が目に入らない状態になればある程度は改善すると思う。TweetDeckを使うという手はありそう、しかしiPhoneではダメそう。リストだけ登録できるサードパーティのクライアントはあるけど、サードパーティのクライアントだと単位時間あたりの更新可能回数が少ないなどの制限があるはずで導入するかは迷う。
生活の話
10月の更新日までに引っ越しをするべく大分切り詰めて生活の質を下げている。まあこれを少し戻したらええやろという気はするのだけど、初期費用等に余裕を持っておくに越したことはないし、一連の騒動がいつ落ちつくかに関わらず更新日はやってくるので切り詰めている。まあ別にそこまでやらなくても引っ越そうと思えば引っ越せるんだけど。これに加えて外に出る回数が減ったのでこれまで以上に夕飯がパターン化しており、昼についてもなるべく手間をかけたくなくてBASE BREADを野菜ジュースで流し込む日々が続いていて社会の歯車感に拍車をかけているように思う。もうすこしきちんと自炊したら若干は改善するかもしれないが、得られるメリットに対してかける労力が大きいような気がしており手を出していない。
最近はリモート飲み会が流行っていて何度か参加したは良いものの、最近酒を断っていていまいち乗り切ることができていない。普通の飲み会であればごはんやつまみを食べながら雰囲気で盛り上がることもできようけど、酒が断たれた今ではせんべいとカントリーマアムくらいしか食べるものがないし、画面の向こう側で会話が行われているなあくらいの気持ちになってしまう。そのくせして終わりどきがないので長々と時間を消費してしまうような感覚になってしまって良くない。
これまで土日は趣味でちまちま写真を撮りに出たり、外にご飯を食べにいったりしていたわけだけれども、ここ2週間は家から出ないようにしている。去年のゴールデンウィークなどはひきこもりを決め込んで4日くらい連続で家から出ずに副業をしていたけれど、自らひきこもるのとひきこもりを強要されるのがこんなにも心の持ちように大きく影響してくるとは思わなかった。
楽しみが大きく制限された状態で、それを求めて外に出ること自体がリスクを高める行為であり、なおかついつまで続くのか分からない現状が一番にストレスだと思う。そしてその状態でいつも通り仕事を続けないといけない(し、締切は変わらずやってくる)というのもそれに拍車をかけているような気がする。 このご時世、仕事が変わらずあるだけでもありがたいので文句はないのだけれど…
まとめ
ここまで書いて
- 環境の変化に順応できていない
- 終わりが見えない
あたりがこの閉塞感の要素として大きな割合を占めているような気がする。前者は自分でコントロール可能だけど後者はコントロール不可能なのであとは祈るだけみたいなフェーズになりつつある。はやくどうにかうまくおさまってくれ。