ひとり旅をしようと思った。最初は広島は宮島に行くつもりだったけれど、厳島神社の大鳥居が工事で隠れているとのことで諦めた。いろいろと考えた結果、2泊3日で尾道と倉敷を巡ることにした。
ゆったりしたかったので時間は決めずに、寝る場所と終電だけを気にしての移動。1日目は鞆の浦を散歩することにした。鞆の浦は崖の上のポニョのモデルとなった場所。
言われてみると確かにそんな趣があるような気がする。遅めの新幹線で行ったのでだいたいの店は既に閉まっていて、ふらふら散歩をして写真を撮って回る。歩いていたら打ち水をしているお婆さんが鞆の浦のシンボルである常夜燈への道順を教えてくださった。常夜燈の周りにはただただ海を見つめる人々がいて、時間がゆっくりと流れていた。
たいていの観光地は人でごったがえしていて、せっかく東京を脱出したのにげんなりしてしまうけど、鞆の浦は日曜でも適度に人が少なくて快適だったように思う。駅からバスで30分ゆらゆらされていると到着できるのも良い。
生活していくことに疲れたらまた行きたいと思う。