引っ越してから丁度1年経った。去年の記事によるとカレーフェスの真っ只中だったみたいだけれど、今年のカレーフェスは昨日で終わった。もう2回もカレーフェスを経験しているはずなのに、下北沢のカレー屋には入ったことがない。
初の一人暮らしで慣れない中スタートした生活だったが、これといって大きなトラブルもなく1年を迎えられたのは良かった。下北沢という街も、もともと抱いていた退廃的なイメージとは異なり活気に溢れていて安心した。治安も良い。とはいいつつもやはりサブカルピープルの集まる街であることには違いないと思う。だいたいの男は丸メガネを掛けているし丈の長い上着を羽織っている。
僕はといえば、シティポップ的な曲を聴くことが増えはしたものの、まだ道ゆくカップルやらなんやらが眩しく感じるので染まりきってはないだろうと思っている。指標がそこで良いのかという話題もありそう。
ひとつ難点を挙げるなら、半ば観光地化しているからか食事処の価格帯が軒並み高い。または飲み屋。20代中盤独身男性彼女なしとしては、もっと安くてうまい定食定食している店があると嬉しいなあと思う今日このごろである。
実際、普段外で食べるときはオリジン弁当の定食屋業態であるオリジンダイニングか日高屋くらいしか選択肢がない。時々友人と新たな店を開拓することはあれど、それもそんなに頻度は高くないし普段から足繁く通う感じの店でもない。
なので自炊するか代々木上原のなか卯か前述の店に入るかくらいの生活を一年間送ってきた。下北沢に住まい表参道に勤める人間がそんな鈍色のような生活を送ってよいのか。せめて郷に入ったのだから郷に合った生活をしたい。バラ色とはいえないまでも、せめて色彩のある生活をしたい。
という気持ちを以って今後一年の抱負にしようと思う。