月を見た。
とてもくだらないきっかけで天体観測がしたくなって、いろいろ調べまくって望遠鏡を買った。赤道儀(鏡筒を赤経/赤緯軸中心に回転させるタイプの架台)を初手で買うのは流石に無駄な浪費になる可能性があると思ったので、経緯台(鏡筒を水平/垂直方向に動かすタイプの架台)にした。VixenのポルタII A80Mfというやつで、80mm口径の屈折望遠鏡鏡筒と架台と三脚が4万ちょっとで買える。
この望遠鏡で、手始めに月を見た。本当はもっといろいろ見たいのだけれど、都内でまともに見られるのは月くらいなので選んだ。近所の公園で望遠鏡を組み立てて同僚とささやかな観望会を開いた。ついでにと思いTリング(望遠鏡に一眼レフカメラをマウントするリング)を購入し、直焦点撮影も試してみた。結果は良好で、上に添付した写真の通り。
実は月だけでなく、木星も見ることができた。やたら光る星があるなと思い観測してみたところ、144倍で特有の縞模様をみることができた。また、割と高速に動いていることも目視で確認できた。確かに、これは直焦点撮影しようとすると難しそうだし、赤道儀が必要な理由もわかった。
今回の観望会をしてみたことで、いろいろな知見を得ることができた。
- 折りたたみの椅子などがないとつらい
- レジャーシートがなくても新聞紙があれば荷物くらいは広げられる
- 結構いろいろなパーツを持ち歩くので、荷物のチェックリストがあると吉
- レリーズリモコンなどを忘れて自宅に取りに帰った
再来週末にちょっと遠出して星を見ようということになっているので、経験を生かしていきたい。