在宅勤務を始めて半年強、1on1やその他の会議で頻繁にイヤフォンをつける生活になっている。
以前はゼンハイザーのHD25で音を聞いてマイクはPCから取っていたが、長時間ヘッドフォンをつけていると耳が痛くなるし、マイクは机の振動(とりわけキーボードのタイプ音)を強く拾っており、改善の余地があった。その後はパナソニックの激安イヤフォンをつけていたが、耳の問題は解決してもマイクの問題が解決しなかった。
普段から音楽を聞いて仕事をしているので、Bluetoothのイヤフォンを利用をすると音声入力が必要になった際にプロファイルが切り替わり音質が一気に低下して困る。そもそも業務で利用しているPCはLinuxでBluetoothの接続がイマイチなことが多く、いずれにせよ有線イヤフォンにするしかない。なので、有線のイヤフォンで手頃なものを探していた。
なんとなく探していたところ、ambieを買えば良いなということに気づいた。ambieは耳たぶに引っ掛けるイヤフォンで、直接耳の中に捩じ込まなくても音が聞こえる。当然周りの音も聞くことができる。個人的には会議用のイヤフォンとしては最強なのではないかと思っている。
TRRSミニプラグになっており、Appleの3.5mm to USB-C的な変換アダプタを噛ませることでPCに接続でき、マイクも利用できる。
Apple USB-C 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ MU7E2FE/A
- 発売日: 2018/10/31
- メディア: Personal Computers
音質はというと、会話程度であれば十分なものの音楽を聞くのには向かない。ではどうするかというと、音楽はスピーカーから出すようにしている。PulseAudio(Linuxで利用できるサウンドサーバ)ではChromeの画面ごとに出力先のオーディオデバイスを切り替えることができるので、SpotifyやSoundCloudはスピーカーに出力しつつMeetやDiscordをambieに出力するといったことができる。これで音楽を聞きつつイヤフォンは外さずに必要に応じて会議に参加することができるようになった。耳にイヤフォンを入れ続けると外耳炎になりやすいという噂も目にしたので、負荷的にも軽減できていると思いたい。