masawadaの日記

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五島列島へ旅行に行った

9月21日から9月26日まで、夏休みや三連休、有休を駆使して、大学の先輩後輩と五島列島へ旅行に行った。実際には五島列島にいたのは23日から26日までの4日間。

旅程

おおまかに書くと以下のようなムーブをした。

  • 1日目: 大阪集合して兵庫周辺を観光後、夜にフェリーで新門司を目指す
  • 2日目: 近くの温泉に入りつつ新門司からソニックで博多に移動、砕氷艦しらせを見学して夜にフェリーで奈留島を目指す
  • 3日目: 奈留島を巡ってからフェリーで中通島の奈良尾に移動、道中うどんを食べてレンタカーで若松島に移動して一泊
  • 4日目: 若松島から中通島に戻って北端から南端まで観光してレンタカーを返し、フェリーで福江島に移動して一泊
  • 5日目: 朝から久賀島に船で移動、レンタカーで観光して福江島に戻り、またレンタカーを借りて高浜海水浴場や温泉を巡って前日と同じ宿で一泊
  • 6日目: 福江の周辺を観光してからジェットフォイルで長崎に移動、時間を潰しつつ長崎空港から羽田に向かって帰宅

気候

初日だけ途中雨に降られたが、それ以外ではほぼほぼ雨に降られることはなかった。3日目、5日目以外はほぼ曇りだったように思う。気温はそんなに高くなかったが、観光する場所に依っては徒歩で軽い山登りをするような箇所もあり、場合によって汗をかくという状態だった。日差しはそこそこ強く、日焼け止めを持っていくのを忘れたので手の甲が荒れた。海や川が近いので潮風が心地よい。

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光害の影響が比較的小さいので夜は晴れると星がよく見える、はずだったが、旅行期間はほぼ満月で24時ごろにてっぺんに昇るという状態だったためそんなに綺麗に見ることはできなかった。福江の鬼岳天文台の横に草原があって自由に出入りして星を見ることができ、スポット的には非常に良いように感じた。夜は風が強く寒いので注意が必要そう。撮影を試みたが、やはり月明かりが多分に明るく、思うような写真を撮ることはできなかった。それでも細かな星々を捉えることはできたし、おそらく新月かつ全く雲がなければ綺麗な星景写真を撮ることができるのであろうという感触は得られた。

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移動手段

離島なため島間の移動はフェリーまたは船であった。若松島中通島の間には若松大橋という橋がかかっていて、自由に行き来することができる。

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島の中はレンタカーまたはタクシーだった。島の大きさによってタクシーがつかまる度合いも当然異なる。福江や中通島は大きな島なのでそこそこタクシーを見かけたが、奈留島久賀島ではタクシー自体はあるものの見かけることはほぼなかった。場所によってはバスが通っている島もある。

レンタカーはEV(三菱のi-MiEV)が多かったように思う。奈留島久賀島のレンタカーはi-MiEVだった。

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五島では以前長崎EV&ITSプロジェクト*1*2というのをやっており、その名残っぽい。五島市の公式サイトでもEVを取り扱うレンタカー業者がフィーチャーされていた。

自分は久賀島で借りたEVを運転させてもらった。勾配の大きい道を登るときに若干つらい程度で、島の規模からするとEVで十分なんだろうなという印象だった。

観光地

今年5月に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産*3」の構成資産が五島にあることからも分かる通り、各地にカトリックの教会が点在している。教会の中を見学するには事前予約が必要とのこと。特に予約せずに巡ったが、江上天主堂はたまたま別の観光客が見学するとのことで、ご厚意で一緒に見学させていただいた。例外的に対応いただいたのできちんと予約して行くのが吉と思う。

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また、福江には高浜海水浴場や鬼岳天文台などのレジャースポットもある。シーズンを外していたので人が文字通り一人も居なかったが、繁忙期は賑わうらしい(Google画像検索で見た)。しかし、むしろ人がいない時を狙って行く方が気分が良いかもしれない。

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食べ物

五島うどん五島牛、海産物、焼酎などが有名と思う。海産物については、刺身などはもちろん美味しいが、あごだしなどでトビウオも有名。実際どれもおいしかった。五島うどんは島のいたるところで食べたが、特に竹酔亭という店で食べたうどんが一番美味しかったように思う。麺だし出来たてをすばやくいただくのが礼儀であろうと思ったため写真はない。どのうどんにもわかめとさつま揚げが入っているのが印象的だった。

普段うどんやそば、スパゲッティなどはあまり好んで食べることはないのだけれども、五島のうどんはとても美味しいと感じたし、なんならおみやげにうどんを買い込んだ。一部は同僚にお土産としてお渡ししたが、だいたいそれと同量のうどんを自分用に買った。

あとはお土産に焼酎も買ってきたが、これは会社で同僚と飲もうと思っている。

しまとく通貨

島内で利用できる「しまとく通貨」なる電子通貨があった。どうも期間限定らしい。

www.shimatoku.com

事前にバウチャーを購入しておき、決済対応店舗で利用することができる。バウチャーの購入は特定のスポットで現金を支払うか、またはクレジットカードで行うことができる。5000円支払うと6000円分のバウチャーを得ることができ、非常にお得になっている。おみやげだけでなくレンタカーや宿の代金支払にも対応している店が多く、どんどん利用したくなる仕組みだと思った。一応制限があり、期間中(14日間)に3万円分までしか購入することができない。一定の実績を解除すると利用可能額が増える仕組みもあるらしい。

利用する時にはスマートフォンのブラウザで決済額(500円単位)を選択して店員に提示するだけで良い。専用の店舗に紐付いたスタンプをその画面に押し当てることで決済が完了する。

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どういう仕組みなのかと調べてみたところ、どうもマルチタッチの具合で店舗情報を取得して決済しているらしい。安価に実現できるだろうしなかなか良いアイディアだなと素直に感心した。

www.weeklybcn.com

しまとく通貨自体はgifteeが運用しているらしい。全体的な発想は良いとしてシステム自体は割と素朴というか、なんなら脆弱そうに見えたが、まぁ恒常的に使うものでもないしそこは目を瞑るのが良いのだろうか、、、 ともあれいろいろな決済をお得に行うことができるので便利ではある。

所感

もっと観光地化しているのかと思いきや全然そんなことはなく、ただ島のあるままを見に行くといった体験をすることができて新鮮だった。しかし、場所によっては島の人々の生活を覗き見に行っているようでもあり、その点には若干の背徳感があったように思う。などと言いつつも全体的に見て非常に満足度が高い旅行だったし、できればまた行きたい。今度は新月の晴れた夜に鬼岳を登りたい。