これは クラシック曲 Advent Calendar 2015 1日目の記事です。
L'estro Armonico, Op.3 はヴェネツィアが産んだ作曲家ヴィヴァルディの作品で、全12曲からなる協奏曲集。「調和の霊感」と訳す。「調和の幻想」とも。どちらかというと前者のほうが多い。
Op.3/6 1mov.は鈴木のバイオリン教本なら4巻、篠崎であれば3巻に収録されているので、聞き覚えのある人も多いのではないだろうか。
自分は高校のころ絃楽部(弦楽部ではない、理由は不明)に所属しており、最初に演奏したのがこのOp.3/11だった。第11曲は3楽章(5楽章?)構成。1楽章のフーガが心地よい。
3年次はOp.3/10の1stソロをつとめた(といっても3年通してボロボロだったので、その出来も押して図るべしだが)。第10曲はConcerto In B Minor For 4 Violins & Celloということでかなり豪勢な編成になる。
これは第10曲の動画。巨匠Isaac Sternが1stソロ、天才Shlomo Mintzが4thソロをつとめている。雑なように聞こえるが、Mintzのメロウな弾き方がまた良い。これのCDがなかなか見つからなくて、いろいろ調べてamazon.comで輸入した記憶がある。
調和の霊感は有名な曲集なので演奏している楽団も多く、聴き比べができる。
安心して聴けるのはイタリア合奏団。
古楽も多い。イタリアの古楽は過激。どれも絶妙な即興が入っていて良い。
って、全部高校のときの友人の受け売りなのだけど。