株式会社はてなに入社しました
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人と向き合っていく上で、その人がどういうコミュニケーションの取り方をするタイプなのかを見極めるのはまあまあ重要だと思う。例えばめっちゃ強く言うタイプとか、逆になにも言わないタイプとか。
意見が食い違ってめちゃくちゃ攻撃的なこと言われたり、逆に何も言われないのにあとから違うと思ってましたと言われたりするのは、このタイプが分かっていないことが多い。
ではどうするかという話で、ありきたりな結論になってしまうのだけど、自分の場合は対話が足りてないはずなので時間をかけて対話することにしている。人によってはこういうコミュニケーションをしてほしいと相手に伝える人もいるかもしれないけど、それによって相手が変わってくれるかは相手次第なので、コントロール可能性の高い自分を相手に合わせていくスタイルを取っている。
結局のところ、たいていの物事は自分のコントロールできる範囲でしか変えられないから、開き直ってそういうものだと思って過ごすしかないのだと思う。
ATND終了に寄せて
ATNDが2020年4月14日を以ってサービスを終了するというお知らせを読んだ。
【重要:サービス終了のお知らせ】
— ATND[アテンド] (@atnd) 2020年1月14日
いつもATNDをご利用いただきありがとうございます。
この度ATNDは、2020年4月14日(火)をもちまして、全てのサービスを終了させて頂くこととなりました。
詳しくはATNDTOPページサイトバナーから、注意事項をご確認いただくようよろしくお願いいたします。
思えば個人的に一番アクティブだった時期をATNDと共に過ごした。
最初にATNDで参加表明したイベントは2011年5月の"キューイチごはん"だった。キューイチごはんは、generation1991というはてなグループのメンバーが集まってごはんを食べるいわゆるオフ会だった。主催はid:mactkg。後に、はてなサマーインターン2014で同期になる(もっと前から交流はあったけれど)。ここで出会った人が後に入学する大学の先輩だったり、後に同僚になったりもした。もう8年以上も前のことだけれど、この日のことは鮮明に覚えている。はてなグループが今月末で終了するというのも相まって感傷的な気分になる。
次に参加表明したイベントは"二夜限りのギークハウスin京都2011"。高校3年生の夏、OSC京都に参加するために高校の合唱コンクールをサボって京都に行くことにした。バイトもしていなかったし当然お金はないからまともなホテルに泊まるなんてことはしない。たまたまこのイベントが開催されるのを知って、泊まらせてもらうことにした。丁度震災が起きた直後のOSCだったこともあり自作のガイガーカウンターを持ち寄ったり、なぜかあったウクレレを弾いたり、コンパイラの話をしたり、多様性に満ちた空間だった。ここで出会っていまでも交流が続いている人もいる。
そして何より外せないのはDentoo.LTだと思う。電通大に入学して1年の秋、Aizu.LTに憧れて自分の大学でLT大会を主催することにした。当時一番慣れていたATNDで募集し、初回は29人もの方々に参加いただいた。そこから回を重ねるごとに人数が増え、一時は70人以上も会場にいらっしゃる大規模なLT大会となった。元々はサークルの主催するイベントだったけれど大学側と協力してオープンキャンパスでLT大会を実施して当時の准教授をゲストに招いたり、学祭で大規模に開催したりと楽しいイベントだった。運営は元々1人だったところから数名に増え、主催もおかげさまで順調に代替わりしていまで4代目となっている。聞くところによると、他大学や高専でDentoo.LTの影響を受けてLT大会を始めたという声もちらほらあって嬉しい限り。去年の夏で23回目を迎えた本イベントは今でもATNDを使って参加者を募集している(これからどうするんだ?)。
そんなATNDがなくなるのは悲しいけれど、まあいろいろな事情があるのだろう。これまでお世話になった恩を胸に笑顔で送り出したいと思う。
ありがとうATND。
2019年総括
2018年よりは変化のある年だった。主に仕事周りはチーム異動があったし、その直前も単なるエンジニア職だけでなくディレクター的なロールを拝命して無事リリースすることができた。一方でやはり時間に対する成長感が乏しいのは継続してある状態。このあたりが来年の課題になりそう。
仕事
前述の通り、仕事周りが一番変化があった。これまでは停滞感があった仕事も、割と達成感が得られる状態になったし、なにより異動できたのが大きかった。社の一般的な感覚からすると同一チームでの在籍期間がそこそこ長く、以前から異動の希望をしていたので、それが叶って良かった。
異動前後ともに残業ほぼ無いのだけれど、体力がないからなのかそれでも疲れてしまいいろんな技術で遊ぶ時間を取ることができなかったのが反省点。目標は定まりつつあるが手を動かせない状態なので、ここを打破するのが来年の課題であろう。
生活
去年以上に荒れた年になってしまった。飲み会の数自体は去年よりは少なくなったが疲労感がひどく、床で寝てしまうことが増えた。年々体力が落ちているように感じるので少しでも運動をして疲れない体を手に入れたい。
あとは、生活スペースが限られていることにストレスを感じ始めているし、そろそろ引っ越しを検討したい。都内にするか、少し離れたところにするか、京都にするかはこれから検討する。しかしなるべく出費はおさえたいところ。
趣味
昨年に引き続いて何回か旅行をした。純粋な一人旅をしたのは今年が初めてかもしれない。これまでは2,3人で行くことが多かった。これもカメラ関連グッズを揃えた効果だと思う。だいたいの感覚は掴んだし、来年はもう少し回数を増やしたい。できれば海外も、と思うけど引っ越ししたいし予算が許すかどうかは不明。
それ以外の趣味はまあ相変わらずという感じ。アニメの全録をやめたのが結構大きかったような気がする。各種サブスクリプションサービスにお金を支払っていればどの端末でも快適にアニメが見られるし、良い時代になったもんだ。
来年も良い一年になりますように。
来年欲しいもの
いいかげん欲しいものがなくなりつつあるのだけど今年も書く。前年に書いた来年欲しいものは割と毎年その通りに買っていて、一方でそれ以外のものもどんどん買ってしまうから節制するのは諦めた。
GR III
あれだけレンズやらなんやら揃えた一年だったけれど、実はGR IIの出番もそこそこあった。D850を詰め込むほどカバンに余裕がないときにさっと放り込めて便利。別にGR IIに不満があるわけではないんだけれど、周りの人が一気にGR IIIに買い替えていて、そろそろ価格も落ち着き始めているので買い替えても良いかなーという気分になってきた。
バッテリの持ちが悪いのだけ気になっていたけど、USB-Cで充電できるのでそこまで気にする必要もなさそう。むしろ充電器周りで困ることが減ってうれしいはず。いまみたらBluetoothにも対応してて、いろいろ改善されていて良さそう。
RICOH デジタルカメラ GRIII GRIII APS-CサイズCMOSセンサー リコー GR3 15041
- 発売日: 2019/03/15
- メディア: Camera
DJI Osmo Pocket
ちょっと欲しい。が、あんまり映像撮らないし実際に買うかは微妙。旅行のときに持っていくとちょっと面白いかも? しかし撮った映像を見返すこともまあないだろう。みんなこれ買ってどうやって活用してるのかな。とりあえずGoogle Photosに突っ込んでおいてあとで活用方法を見出すタイプ?
【国内正規品】 DJI OSMO POCKET (3軸ジンバル, 4Kカメラ)
- 発売日: 2018/12/15
- メディア: Camera
リュックサック
この手のものにあんまり興味がなくて2,3年くらいずっと同じBelkinのリュックサックを使っていたのだけど、いいかげん古びてきていて、ジッパーの持ち手の部分が割けたりしていてだましだまし使っているのでいいかげん買い替えたい。カメラバッグはEnduranceがあるので間に合っていて、どちらかというと16インチまでのPCが持ち運べて、D850と58mmくらいが入るくらいに底が広いリュックがあると良さそう。いつもはエツミのクッションボックスに入れて、これをBelkinの鞄の底に入れている。
ETSUMI インナーボックス モジュールクッションボックスD オレンジ E-6289
- 発売日: 2010/05/10
- メディア: Camera
しかしこれを入れると若干底が薄くて窮屈なので、あと3,4cmくらい底が厚いと余裕があると良い。かつラップトップが入ると良いんだけど、良いリュックサックあるかな〜。
引っ越しとか旅行とかしたいからあんまり無駄遣いはしたくないけれど、今年の購買実績を考えればこれくらいはさらっと買うだろうなーって感じ。買って使わないのは勿体ないので、ちゃんと使う機会が増やせれば良いのだけれど。
今年買って良かったもの
- 2016年: https://masawada.hatenadiary.com/entry/2016/12/06/001000
- 2017年: https://masawada.hatenadiary.com/entry/2017/12/31/221929
- 2018年: https://masawada.hatenadiary.com/entry/2018/12/31/220902
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
2018年の「来年欲しいもの」では、2019年はAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを買おうという話をしていた。
今年のはじめに持っていたレンズは
- TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A030)
- Nikon AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
- SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM
- Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL II N
の5種類だったけれど、Micro NIKKOR 60mm以外は売却してしまって、新たにレンズを揃えた。現時点では以下の通り。
- AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
- AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
- AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
見ての通り、いわゆる大三元の広角と標準、あとは標準の単焦点とマクロを揃えた。去年は望遠側の撮影は一切しなかったし今後もあまり欲しくなることはなかろうと踏んで、戦力を広角と標準に寄せることにした。基本的にはこれ以上のレンズは不要だと思っているので、来年増やすことは無いと考えている。もしかしたら望遠の大三元を揃えることはあるかもしれないけど、持っていたところで撮るものはないので、他にお金を使いたい。
さて、今年買ってよかったものに話を戻すと、揃えたレンズのうちでは58mm単焦点が一番良かったと思っている。特に、ふらっと街歩きをしながらこれぞというものを撮るときに力を発揮するような気がする。たとえば以下は全部AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gだけで撮ったもの。
本日の戦果いくつか失礼します pic.twitter.com/K5H6Mtf2Wr
— Masayoshi Wada (@masawada) 2019年5月5日
今年の夏に京都でインターンの皆さまを引率して観光した時の写真を発掘したので置いときます pic.twitter.com/BhYlMcqeyG
— Masayoshi Wada (@masawada) 2019年11月10日
こないだ須磨を散歩した時の写真です pic.twitter.com/zO4BVbdXnQ
— Masayoshi Wada (@masawada) 2019年11月4日
開放f値1.4の威力はすごい。そして独特の空気感がある。重さやサイズ感も丁度良く、基本的にはこれ一本で生活が済んでしまった。ちょっと広角が欲しいかな、というときはiPhoneで撮れば良い。そしてだいたいそういう時はiPhoneで撮る方が良い写真が撮れる。去年は同じ焦点距離のVoigtlander NOKTONを使っていたのだけれど、いかんせんマニュアルフォーカスに慣れられず、そういう点でもAFがついたAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gは良かった。
購入するにあたって、マップレンタルで1日まるまる58mmを借りて撮って回った。上に挙げたツイートの1つめの4枚がそれ。この描写に惚れ込んでしまい翌月には購入していた。事前に借りて試せると失敗がない一方で、うまくマッチすると購買意欲がガツンと上がるので、ある意味では危険だと思う。
そんなこんなで58mm f/1.4Gはとにかく活用しまくったので今年一年で既に元を取った気分だけれど、14-24mmの方はまだ1回も使っていないので来年は活用シーンを増やせると良いと思っている。58mmはとにかく良かった。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G Fマウント フルサイズ対応
- 発売日: 2013/10/31
- メディア: Camera
WF-1000XM3
これは説明不要でしょう。年始にFiiOのBTR3というBluetoothレシーバを買ってこれにSE215を差してまあまあ便利に使っていたのだけど、やはり線が煩わしかったり、BTR3自体に個体差があるのか電波が非常に切れやすかったりしてどうにかしたいと思っていた。それからずっとフルワイヤレスイヤフォンに興味はあって、しかし一度試したところ全然耳の形に合わず返品したという経緯もあってどうするか悩んでいた。
そんななか夏頃に出たWF-1000XM3。以前のモデルの問題点が改善できていて良いと話題で、周囲でも購入者が続出。品薄になっているところをたまたま店頭在庫を発見して購入した。直感でこれは絶対に耳の形に合うと思っていたところ、やはりぴったりと耳にフィットして良かった。NCもまあまあ効くし音も普段のSONYの音がする。
一つ気になるのはケースに傷がつきやすいこと。SONYの塗装は個人的に信用してなくて、すぐに剥れてしまうので1000円くらいのシリコンケースを購入してつけている。幸いいまのところ傷はついていない。
もはや平日は使わない日の方が圧倒的に少ないし完全に生活に解けこんでいる。新しく購入してすぐに意識せずに毎日使えるっていうのはモノの質の尺度として重要視していて、例えば数年前だとiPhoneは新しいものに買い替えてもその日のうちに手に馴染んで生活に解けこんでいた一方でAndroidは数日使うとすぐに疲弊してiPhoneに戻してしまっていた。最近のAndroid、というかPixelシリーズはそんなことはなくて、質が向上しているんだなということが身をもって実感できる。
そういう点で、WF-1000XM3は購入してからすぐに生活に馴染んだので、やはりモノの質としては高いのだと思っている。
世界一やさしいスパイスカレー教室 スパイスカレーのしくみがよくわかる
id:hitode909 さんにスパイスカレーどこから始めたら良いですかと質問したところ、すぐにサッとこの記事を書いてくださった。
中でオススメされている本がこの本。今年の前半はこの本を参考にカレーを作りまくった。最初は失敗してホールトマトを4倍の量で入れてしまいトマトカレーになったりしたけれど、最近はまともなカレーが作れていると思っている。でもあんまりアレンジしているわけではないので、基本のカレーが空で作れるくらいの上達度。
記事中に紹介されている印度の味ってやつもベンチマーカーとして良いので時々食べている。
3Dモデル
これがベストオブ今年一番買って良かったもの(データ?)なんじゃないかな〜。その理由は見ての通り。今年もありがとうございました。
今年は向こう数年間で一番大きな出費であるレンズをまとめて買ったので、来年どうなるかが気になるところ。毎年節制したいって書いているけれど失敗しているので諦めがついてきた。そろそろ引っ越しをしたい気もするので、その分くらいは節制したい。