2017年一番良かった《映画・ドラマ・アニメ》

今年はオリジナルアニメが豊作だったなーと思います。ので、良かったオリジナルアニメ3選。一番が決められないので3つ挙げます。

月がきれい

中学生の恋愛模様を描いた作品。本編はそんなにセリフが多くなく、とにかく息遣いで魅せる良作品だったなと思う。普通のアニメじゃこんなに間合いにかけないよ、というシーンがたくさんあって、その間合いを楽しむアニメと言える。もちろんこれは悪い意味ではなくて、寡黙で奥手な中学生のリアルさがよく描写されていると思う。いつだったか、恋愛モノは自分が青春負債を返すために享受している、といったことを書いたけれども、まさに本作品はそういう点で求めていたものだったなと思う。見ている自分が気恥ずかしくなったり、もどかしさを覚えたり、一話一話を一喜一憂しながら楽しむことができた。

絵もきれいだし音楽も最高だし、最終話のエンディングの演出がずるすぎて、とにかくすべてがスゴい。が、(ファンの人には申し訳ないのだけど)東山奈央の挿入歌が微妙なところで入ってくるところだけが良くなかった。これさえなければ本当に100点満点と言えたと思う。ともあれ、是非見てほしい作品のひとつ。

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プリンセス・プリンシパル

1話目終盤を見た段階で当期の覇権を確信した作品。もともとスチームパンク的な作品が好きだったし、女の子がわいわいやるのも好きだったので、好きと好きが合わさったらそりゃ大好きでしょ、みたいな、それ以外の表現がないです。個人的なオススメは8話目。なんど見ても泣ける… 2期絶対にやってほしいなー。

あと、EDのあの雰囲気が最高すぎて、当期はANiUTaで毎日聴いてた。

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Just Because!

ゲーマーズ!でアニメを担当した製作会社PINE JAMの元請け&&初のオリジナルアニメ作品。そして、鴨志田一先生脚本と乳業でおなじみ比村奇石先生キャラ原案のタッグ。既に最強では??

さくら荘のペットな彼女の原作が完結してから3年。まさか3年越しに鴨志田一先生にここまで踊らされるとはね。思いもしませんでした。最高です。

作画が若干溶けてる、みたいな話題はね、あるかもしれません。が、なんでこれかって言うとね、舞台が藤沢なんです。高校時代に通いつめた藤沢なんです。高校の最寄り駅が隣の藤沢本町だったので、藤沢の駿台に通っていて、大変思い出深い。藤沢の小田急改札も、JR改札も、ビックカメラも、その上のジュンク堂書店も、タリーズも、有隣堂も、通いつめた場所がどんどん出てきて本当に毎話涙していました。まさかアニメでダイヤモンドビル(有隣堂が入っているビル)の名前を見ることになるとは。

登場人物も高校生で、受験期で、とにかく自分の高校時代と重ね合わせてしまって、それだけでもうごちそうさまです、というアニメでした。小説も出ていたので、これから読みます。