masawadaの日記

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読書の秋2

自然言語処理の基礎

自然言語処理の基礎

彼女作りたくて読んでる。というのはあながち冗談じゃなくて、Siriみたいなのはどうやってできてるのかを知りたくて少し勉強してみるかという気持ちになった。

目次は以下の通り。

  1. 自然言語処理概論
  2. 辞書とコーパス
  3. 形態素解析
  4. 構文解析
  5. 意味解析
  6. 文脈解析
  7. 自然言語処理の応用

この分野全く学んでないので、1,2章あたりで用語や概念を丁寧に説明してくれるのは助かる。

3,4,5,6章あたりが一番読みたかったところで、これも丁寧に解説されていてよかった。(4章については、日本語は係り受け解析が一般であることを述べた上で本書では取り扱わないとしていた)

7章は機械翻訳とか情報検索とかテキスト分類とか要約とかをざっと流している。TF-IDFとか大学でさらっと実装した概念を復習できてよかった。

読んで一番良いと思ったのは、発展的な学習を望む又は本書で取り扱わない事項を学ぶ場合に読むべき文献が本文中に明示されていること。コロナ社の書籍は他にも教科書で読んだけどこういうのはなかったように思う(サンプルが少ないのでなんとも言えないが)。

とりあえず自然言語を扱ってやりたいことがあり、何から学べば良いかわからないみたいな人は手始めにこの本を読めば良いのではないだろうか。